西島満里子(1期生)

更新日時:2018年07月09日

西島満里子
氏名 株式会社西島商事
西島満里子
職業 サービス業 オーナー
店名 マリーグループ
(沙悟浄・カマラードマリー
・カタリナマリー・ベベドマリー)

鹿児島市下荒田2丁目4番2号
TEL:099-226-3317(代表:カマラードマリー)

沙悟浄
沙悟浄
カマラードマリー
カマラードマリー
カタリナマリー
カタリナマリー
ベベドマリー
ベベ・ド・マリー

「皆さんはこれから我が鹿児島中央高校の歴史を創る」 城西中学在学時に、学校説明会で訪れた初代柳校長の弁舌爽やかで情熱的なお話に心を打たれ、進路を決めたことが忘れられません。

校長の母校にあたる広島師範学校(現広島大学)卒業生の先生方も多く、当然ながら「校風のない」新設校だったため、学校方針である「体を鍛えることは心身の健全育成に繋がるという考え」を念頭に、加久藤峠の登山キャンプの実施や卒業時に「将来の夢」を全員に書かせるなど、「自分達がこれからの学校の色を創り上げなければならない」と感じるほど必死に指導教育してくださったことをしっかりと憶えております。

一年生時は伊敷の現県立短大の所にあった使われていない公共宿舎が仮校舎でした。 また、「足並みを揃えることで連帯感を高め心をひとつにする」団体訓練も、ゴツゴツした伊敷校庭の石拾いから始め、たまに甲突川縁へ場を移し毎週行われました。

夏は、生徒数が500名弱にもかかわらず高校総体の予選に各部も参加したりと、教師生徒共に「何もかもが手探り状態」でした。

2年生になって、ようやく旧鶴丸高校(現在の加治屋町)の校舎に移転しました。 2期生のみなさんは、入学式から現在地でスタートを切ることができました。

この頃、校舎には土足で入っておりましたが、泥が積もった床を木の白い肌が見えるまでクレンザーと束子で懸命に磨きバケツで水を撒き流し、拭き取って乾いたら蠟引きするという時間が定期的にありました。「中央高校伝統の床磨き」の原点とも言えます。

笠沙の網元である実家の手伝いをしておりましたが、急に父が病に倒れ、三姉妹でしたので女の子のできる仕事として小さな化粧品販売店と美容室を母が始めました。短大後、美容専門学校へ通い管理免許までを取得して、現鹿児島 中央駅前に約30坪の「マリー化粧品美容室」を開業しました。

お客様の喜ばれる顔を見るのが嬉しく事業も順調に伸ばしておりましたが、次第に「一日何人対応できる仕事かな」と考え多少限界を感じ始めた頃に、天文館にあった「とあるスナック」の内装に感動し、翌日にはその設計士さんとすぐにお会いし美容室をスナックに即改装、始めたのが「沙悟浄」というお店です。現仕事のスタートです。

未経験で初めて47年が経ちました。「まだ15年位しかやっていない気持ち」で、楽しくいまだに仕事をしております。

後輩・現役生徒へのメッセージ

先輩のいない私たち一期生は、先輩がいる他校の歴史ある学校を羨ましく思うことがありました。今では母校も沢山の卒業生がいます。
中央高校という名を絆にして、先輩後輩の交流が深まることを願っております。